こんにちは。デザインチームのハラです。
前回の記事で、現在使いづらいと感じるUIデザインも、将来的にはスタンダードになる可能性があることに触れました。
デザインの世界は常に変化しており、新しいトレンドや技術が次々と登場しています。
本記事では、UIデザインの最新トレンドを探りたいと思います。
ミニマリズムの進化
ミニマリズムは、シンプルで無駄のないデザインを追求するスタイルで、長年にわたり人気がありますが、さらに進化をしています。
特に注目されているのが「BENTO UI」です。これは、お弁当箱におかずを整えて配置するように、コンテンツを整然と並べるデザインスタイルです。
「BENTO UI」はAppleやMicrosoftなどのビッグテック企業でも採用されています。
例えば、AppleのiOS 17では、ホーム画面やロック画面、スタンバイモードのウィジェットにこのデザインが取り入れられており、情報や機能がモジュールごとに整理され、視覚的に美しく使いやすいインターフェースを実現しています。
参考:https://www.apple.com/iphone-16-pro/
先日リリースされたiOS 18ではカスタマイズ機能が強化され、ユーザーがホーム画面やロック画面を自由にアレンジできるようになりました。
今後も、ユーザーが自分の好みに合わせてインターフェースをカスタマイズできる機能がさらに進化し、より個別対応のデザインが求められるかもしれません。
ダークモード
ダークモードは、多くのアプリやウェブサイトで採用され、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上させています。ダークモードのメリットには、目の疲れを軽減し、周囲の光の反射を抑えて集中力を高める効果があります。また、有機ELディスプレイ搭載デバイスでは、暗いピクセルが発光を必要としないため、バッテリー時間を延ばす効果があるとされています。
TwitterやYouTubeなどでは、ダークモードが実装されており、ユーザーからも高い評価を得ています。背景色が暗く、テキストやアイコンが明るい色で表示され、視認性と使いやすさが向上しています。今後、さらに多くのプラットフォームやデバイスで標準装備されることが予想され、コントラスト比や色の選択肢の改善が求められていくでしょう。
インタラクティブなアニメーション
インタラクティブなアニメーションは、ユーザー体験を向上させるための重要な要素となっています。これにより、ユーザーの興味を引き、サイト内での滞在時間を延ばすことができます。また、独自のアニメーションスタイルを採用することで、ブランドの個性を際立たせる効果もあります。
例:https://shop.nikon-image.com/nikon1/nikon1aw1/ ニコンダイレクト
パララックススクロールやエフェクトでストーリー性を持たせ、製品の特徴をアピールしています。
今後は、ユーザーの行動にリアルタイムで反応するデザインが増加し、よりパーソナルで没入感のある体験が提供されるでしょう。
ただし、過度なアニメーションはページの読み込み速度を遅くしたり、ユーザーを混乱させる可能性があるため、直感的で分かりやすい動きを心がけることが重要となりそうです。
アクセシビリティの強化とパーソナライズの進化
アクセシビリティへの配慮がますます重要視され、視覚障害や聴覚障害に対応する機能が標準装備される未来が期待されています。さらに、AIによってユーザーの好みに合わせたカスタマイズ機能が進化し、より個別対応の体験が可能になるかもしれません。
まとめ
UIデザインのトレンドは常に進化しています。これらの変化を取り入れることで、もっと使いやすい体験を提供していきたいです。今後もデザインの進展に注目していきます!