こんにちは!デザイナーとして入社しました、ゆっきーと申します。
インターネットやSNSを使用していると必ずと言っていいほど目にするようになったバナー広告。
視覚的な訴求力を持つバナー広告の効果は、とても興味深いです。
今回は自身も勉強中のバナーデザインについて理解を深めたいと思います。
バナー広告とは
バナー広告は、近年ますます普及している効果的な広告形式のひとつです。
特にWeb上での広告や告知に利用されており、画像や動画等、印象的なコンテンツで視覚的に訴求することで、広告主の企業、商品の価値・イメージを伝えることができ、認知度の向上や興味関心の醸成につながります。
バナー広告の製作過程
バナー広告の製作過程は、商品理解から始まります。
広告を打ち出す商品の機能・内容、価値だけではなくその商品が顧客に対しどのように問題解決できる商品なのかを理解することが重要です。
商品理解を深めた後は、ターゲットの特定、ペルソナ設定、競合他社の分析やポジショニングを行い、強みや弱み、アピールポイントを明確化します。
それからテーマ・コンセプトを設定し、デザイン作業がスタートします。
主役が際立つデザインを考える
バナー広告の訴求効果を最大限に引き出すためには、ターゲットに対して伝えたい商品の価値(ゲイン)を明確化し、1番伝えたいコト(主役)が際立つデザインを制作することが大切になっていきます。
では、デザインする上で主役を際立たせる為にはどのような方法があるのか、例をいくつか紹介します。
- 文言に強弱をつける
商品名や謳い文句、アピールポイントのフォントサイズを上げる方法です。文字の大きさや太さで視線を誘導することができます。文章の場合は助詞を小さくすることも効果的です。
- レイアウトで視線誘導を行う
一番目に留まる場所に主役を配置することで視線を促す方法です。
視線の流れはZ型・N型・F型の3つの型が存在します。
Z型の視線の流れ:左上→右上→左下→右下
Zの流れでデザインする際は左上に主役を配置します。バナー広告で最も多くみられる流れがZ型です。
N型の視線の流れ:右上→右下→左上→左下
Nの流れでデザインする際は右上に主役を配置します。文言やキャッチフレーズを縦書きに配置したい時によく使用されています。
F型の視線の流れ:左上→右上→左下→右下
Fの流れでデザインする際は左上に主役を配置します。バナーよりはスクロールするWEBサイトのデザインに使われることが多い方法です。
いずれのレイアウト方法においても言えることは、デザインする際、一番視線が行く場所に主役を配置することが重要であるということです。
- あしらいでポイントを強調する
強調したい文言やキャッチフレーズにあしらいを使用し、目立たせる方法です。
あしらいの数は数えきれないほどありますが、多く使用されているあしらいをいくつか紹介します。
・マーカー線・リボン・集中線・吹き出し・円・斜め線・キラキラ 等
最後に
普段何気なく目にしているバナーに様々な製作過程があり、心理的効果や視線誘導のための工夫が組み込まれていることを改めて理解することで、バナーの奥深さをリアルに感じることができました。
今回紹介した主役の際立たせ方以外にも、まだまだ多くのデザイン方法があります。
様々なバナーを見て学び、デザイン力を吸収することで、より効果的なバナーの見せ方をアウトプットしていきたいです。